就職氷河期

| コメント(0)

 今日の『東京新聞』に、「高校求人倍率0.67倍 来年卒業予定 氷河期並みに悪化」とある。大学卒の求人も厳しい。この東京学生寮に私が就任して初めての卒寮生の時、超氷河期と呼ばれていた。息子が幼稚園の頃だ。その頃、息子が大学生になる頃はよくなっているだろうと漠然と考えていたことを思い出す。

 ところが、全くよくなってないのだ。現寮生たちも就職活動が大変。100や200の会社を回るのは当たり前という。いいところに一発就職したり、教職について学校が決まったりする報告を受けると嬉しいが、なかなか厳しい子が多い。この頃は、大学を卒業した後に専門学校に行ったり、大学院に進む子が増えてきた。

 超氷河期と言われた頃から20年足らず、一体全体何をやってきたのか。これはもう個人の資質や努力の問題を超えている。まさに社会問題であり、政治の責任だ。どうも日本人は、失敗を失敗と認めず、問題を問題とせず先送りする。そこから教訓など導き出せるはずがない。

 菅新政権が発足した。小沢、反小沢などと言っている場合ではない。政権をたらい回した無為無策の自民党政権に戻していいのか。まだゾロ政界再編と言っているが、日本新党から新生党、新進党、民主党までどれだけの政党が生まれ、消えていったか。そこにどのような主義主張があったのか。

 与野党超えて無為無策、失政を失政と認め、直視し、そこから教訓を導き出して、問題解決へと向かってほしい。このまま、また足の引っ張り合いを続ければ、日本そのものがつぶれてしまうであろう。管総理は「1に雇用、2に雇用」と連呼した。是非とも成果を挙げて頂きたい。 

コメントする

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

このブログ記事について

このページは、つっさんが2010年9月18日 09:44に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「この頃の政治に思う」です。

次のブログ記事は「世紀の大誤審!!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カウンター

累計:
本日:
昨日: