「みのり」と「こがねい平和展」に参加

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 無事金光新聞「信心真話」最後の検討会議を終え、帰寮。昨日は、「みのり」に参加。今年は日照時間が少なかった影響か、トウモロコシはまだ成長半ば。しかし、3分の1程度は収穫することができ、子どもたち5、6人を含む10数人の参加を得て120本ほどを収穫し、美味しく頂いた。

 本日は、昨日、今日と小金井市民交流センターで開催された「こがねい平和展」に参加した。昨日は「みのり」で参加できず、今日はDVD「10万年後の安全」の上映と日本テレビ元プロジューサー仲築間卓蔵氏の「いま、マスコミは大丈夫か?」と題した講演、「陸軍登戸研究所の実相」展であった。

 「10万年後の安全」は、恐らくフィンランド・オンカロ島の廃棄物最終処分場の自然や科学的、技術的問題であろうと予想していた。例えば地下深くといっても地震が来ればどうなるか。地震については18億年地層が動いていないという。

 が、10万年後までの未来の人々に伝えなければならない伝説として「忘れ去ることを忘れてはならない」という言葉に象徴されるように、この問題も私たち人間の問題であった。

 つまり、未来の人間は必ずそこに埋蔵金のようなものが隠されていると確信して、掘り起こしてしまうだろう。それを防ぐためにはどうすればよいか。映画では国の担当者や科学者にインタビューしていく形式がとられている。

 何しろ10万年である。どうその危険性を確実に警告として伝えていくことができるか。フィンランド国家が継続するか?。ほぼ可能性はない。警告碑を残したとしてもその文字が読めるかどうか?。法律で決めたとしても全く文化、生活様式が変わってしまうのだ。

 また、科学技術が今以上に進歩する保証もない。科学に価値を置かないかもしれないし、今でいう科学技術文明の側面からいけば、未来の人類は退化、後退しているかもしれない。

 となれば、もう一つの方法として、人間からできるだけ離すしかない。その存在を完全に人間社会から隔離する。完全に忘れてしまったら掘り起こされることはない。要するに忘れ去らなければならないのだ。

 そこで、先ほどの「忘れ去ることを忘れてはならない」ということになる。果たしてそんなことが可能かどうか。それはほぼ絶望的であると警告した映画である。  

 次に講演会では、大手メディアは、「権力の監視・批判」と「利潤追求」の両面がある。よく頑張っているメディアもあるが、いよいよのところは自己規制がかかり、腰砕けになる。つまりはどこまでいっても権力の「許容範囲」でしかない。

 では、どうすればいいか。メディアリテラシー(読み解く目)を持ち、オルタナティブ(もう一つの)メディアをそれぞれのところで立ち上げるべき。それを直接国やメディアだけに向けるのではなく、大手メディアが「知らせない」ことを大企業や広告主に直接「知らせる」努力を地道に展開する。

 例えば、小売業からみれば「絶対購買層」、「相対購買層」、「絶対非購買層」の三層を想定し、この相対購買層に働きかけるが、改憲問題も同じとして、「相対層」に働きかける必要を提言してくれている企業もある。

 また原発でいえば、城南信用金庫のように、すでに気がついて具体的に原発での電力を拒否する企業も出てきている。必ずや大手メディアが「しまった!」という時期がくる。それまでそれぞれのところで頑張っていただきたいと結ばれた。

 登戸研究所のことも、私ははじめて知った。細菌兵器の研究・開発で有名な関東軍731部隊とも関係が深かったようで、ここでは生物兵器、化学兵器やあの風船爆弾も製造していたようだ。改めて戦争の怖さを知ったようなことである。 

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このページは、つっさんが2012年7月22日 17:59に書いたブログ記事です。

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