「金光教学院話し方講座」に参加。 2

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 そのようなことで、今年で確か5回か6回目となる金光教学院での講座への参加となった。まさか、まさか私が学院の教壇に立ち、学院生の前で話をするなど全く予想もしておらず、それも「話し方」の講師となるとなおさらである。また今年の学院には、なんと東京学生寮出身の学院生が5人もいる。久し振りに会えるので楽しいやら、しかしまた気恥ずかしいやらで落ち着かない。

 この講座には「教師のための話し方信心入門-道を伝え広げゆくために-」という立派なテキストがある。そのテキストの中の3箇所ほどがわり与えられ、一つだいたい6分から10分で講義をする。テキストは箇条書きになっているだけで、教える内容は講師自身に任される。

 私は、金光達太郎先生が三一新書から出された『話し方の秘密』や小金井図書館と国分寺図書館から話し方に関わる本を10数冊借りてきて勉強した。何せ急造講師、本当に大丈夫かである。さらには、ただ、ただ真面目に語るだけでは関西人としての面子もある。どこかでボケでもかまして笑いをとらねばと、考え出したらきりがない。

 何とかご無礼、お邪魔になってはいけないと準備だけはできるだけ整えた。そして、いよいよ本番。講義の内容は、「まず目に入る、態度」、つまり人は見た目で判断するから、表情、身振り、姿勢などが非常に大切であるということを教える。ゆえに皆さんが私を見た瞬間でどう判断するか。まずもって最初が肝心であった。

 教壇に立って挨拶をした。すると、意識なしの一瞬の間を作ってしまい、なぜか笑いが起きた。みんな笑ったということは、親しみを持ってくれたと思ったが、笑いをとりにいったところではない。「え!」と戸惑ってしまい、その後変に緊張してしまった。

 2日間で3回の講義は、まま何とかといったところである。笑いをとりにいったところでも笑ってくれ、真剣に聞いてくれている態度が何よりも嬉しく、今年の学院生は前評判通りなかなか優れていると思った。(つづく)

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このページは、つっさんが2012年7月28日 19:25に書いたブログ記事です。

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