病気〈で〉おかげを頂く。
ご心配をおかけいたしました。季節はずれのかぜで何とも情けない限りです。
寮監として東京へ来てから15年、高熱で寝込んだのはこれで2回目。それまでは結構かぜをひく方だったが、ここへ来て微熱程度ですんでいた。春になって高熱が出たのは、おそらく人生上初めてだと思う。
中学、高校の頃は寄宿舎だったので、何回か熱を出して舎監の先生のお部屋でお世話になった。心細くなっているところをいろいろと励ましてくれたお言葉やお話しを思い出す。今頃になってもっとお礼を言っておけばと反省する。
その一つが病気は病でなくて、神様からのシグナルということ。機械でも何でも小さいところの故障をほうっておくと全体がだめになる。人間の体も同じでそのまま無理をすると全体がだめになる。だから、病気をもって知らせてくださっているのだ。しばらくは休めと。
また、「病気〈が〉治るのがおかげだけでなく、病気〈で〉おかげを頂きなさい」との先人の先生の教えを思い出す。一昨日からいろいろなことをゆっくりと考えることができた。貴重な時間を頂けたおかげに御礼申し上げている。
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