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辻井喬氏

 作家の堤清二さんのペンネームは、なぜか辻井で、「辻井 喬」と名乗っている。昨年暮れに明治大学での講演会があり、著書のサイン会があった。その時になぜ辻井か聞いておけばよかったと今頃になって思っている。

 その辻井喬さんは、日本国憲法の平和理念を非常に大事にされ、あちこちで講演をなさっている。《尖閣》問題は、日本の立場を鮮明にし、話し合いで外交的に解決する必要があり、その基本は平和憲法にあるという。

 ところが、「マスコミはマスヒステリー的キャンペーンを張り、民衆は社会的同調圧力の中で自ら視野狭窄に陥っている」と指摘する。その中で「政治の劣化も甚だしく、独立国としての誇りをもって国家の針路を指し示す構想力を持ち得ていない」という。

 そして、「偽のナショナリズムとは逆の方向で、日本文化の《伝統》を見直し、自主独立の文化を創り磨いていこう」と訴えている。

 仰るとおりだと思う。どうも日本では平和というと、「反国家主義的日本嫌い」、「革新」、「組合」、「左翼」等々のイメージを持たれるが、それこそ日本の不幸だと思う。独立国の誇りをもって、日本文化を培い、世界に貢献する日本人として、閉塞した社会をみんなでこじ開けてまいりたいと願っている。

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