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平和国是の変更は、世界にとっても不幸

 平和を希求した平和国家日本は一体どうなってしまうのだろう。自衛隊のイラク派遣延長、武器輸出三原則の緩和、歴代内閣が戦後平和国家の国是としてきた原則が、国会審議も尽くさず、国民への説明もなしで次々乗り越えられ、今日発表された防衛大綱はいよいよ米国と一体になって戦争へと突き進むものと言っていい。

 そして、そのあらわれの1つである武器輸出三原則の変更は、国際的な先端兵器の共同開発に乗り遅れたくないという経済界の圧力に押されてのことである。しかしよく考えてもらいたい。要するに人殺しの道具で金儲けをしようとしているのだ。人間はどこまでおろかなのだろう。たかだか60年で早くも痛みを忘れ、強欲のために戦争へと戦争へと舵をきっている。

 そして最も恐ろしいことは、北朝鮮による拉致事件で、排外的気分が高まっているタイミングを狙い、世論を利用して重要政策が変更されていることだ。結局いつも犠牲になるのは、力もなき、名もなきものたちである。脅威対抗ではすべての1人ひとりの平和はない。当然北朝鮮、中国、アメリカの為政者も知るべしである。その最先端を行こうとしていた日本が後退することは、世界にとっても不幸である。

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