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アルジェリアの人質事件に思う 2

 アルジェリア人質事件、多くの方が犠牲になってしまった。何とも痛恨の極みで、心からお悔やみ申し上げたい。外国で働く方、そのご家族の方を思うと本当に心配なこととお察し申し上げる。

 日本の常識が世界の常識でないことはよくわかる。しかし私は日本の常識、つまりは人命第一主義が間違っているとは思わない。一人の命は地球よりも重いのである。

 しかし、テロリストを野放しにすると、それこそ10万、20万の命が危ないという。今回は未曾有の事件にもかかわらず、数十人の犠牲ですんだのだ。仕方がないと。

 これもつまりは人命の尊重であり、そのいのちの数の問題である。これは太古の昔から、サンデルの政治哲学ではないが、功利主義、リベラリズム、コミュニタリアニズムと徹底的に議論されてきて、結論は出ていない。

ただ、本当に「仕方がない」ですまされるのか。この視点は結局犠牲になった人の立場には立ってない。人間の一人ひとりの命を尊重しなければならないということは世界共通である。情報収集能力も危機管理も、もちろん大切ではあると思うが、世界はもっと真剣にテロリストの撲滅をあらゆる角度から検討しなければならないと思う。

 かつて「臭い匂いは元からたたなきゃダメ」というCMがあったが、結局消臭スプレーをかけただけでは、永遠と臭いは無くならず、ずっとかけ続けなければならない。この台詞のように本当に元からたたなければ解決しない。

 消臭スプレーはつまりは軍事力で抑え込むあり方である。この戦いは永遠と続くだろう。そうではなくて、争いやテロの原因そのものを元からたたなければ真の解決にはつながらない。例えば先進国による武器輸出を抑えるだけでも相当違ってくると思う。それこそ日本が率先して取り組むべき課題であろうと思う。

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