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第31回 沖縄遺骨収集奉仕参加 3 2004年2月

3 神量らいは奇しくて
 
 昼食を終え、班長率いる本体と合流するため、今度は下へ下へと下りることにした。携帯は通じたが、こちらは全く視界がきかずどこにいるかわからない。海岸にいるであろう本体の方も「どこどこにいる」と答えようがない。

 まずは海岸を目指し、ひたすら南下する。しかし、これまた思うようにまっすぐには下りられず、相当時間がかかってしまった。時々笛を吹いたりするが聞こえない。本体の方も何回か大声で呼んだり、笛を吹いたり、石を投げたりしたそうだが、全く聞こえなかった。あまりの暇さに貝をとっている人もいたようだ。面目ない。

 ところが、これも不思議なことに1キロ以上ある海岸線のどこにいるかわからない本体の、まさにその待っているところに我々が出たのだ。降りたってすぐに、「途中なんか気配がして、ここに降りてくることがわかったの?」と聞くと、「突然がさがさと木が揺れたかと思ったら出てきた」という。まさに「神量らいは奇しくて」である。

 ようやく合流した2班は、今度はさらに1キロほど西に向かい、「土佐の塔」がある付近を捜索することにした。海岸線から入ってすぐに大きな自然壕があり、初めての参加者は全員その中に入っていった。ここは、もうすでに一度は入った後であったろう、残念ながらご遺骨等何も出てこなかった。しかし、初めて体験した真っ暗闇の自然壕に恐怖を感じたようだ。
(つづく)

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