第31回 沖縄遺骨収集奉仕参加 5 2004年2月
5 声なき声を聞く
摩文仁の丘のきれいに整備されたところから、南に数十メートル入ったところの大きな自然壕に着いた。すでにここでは大阪からの参加者を主体とした3班が作業中で、多くのご遺骨を収集されていた。
2班の特に私たち東京からの初参加者5人には、早速に壕の中に入ってもらった。私は壕の上で中からバケツをロープで引き上げる作業をしていたが、東京組が下に降りて行ってから全然あがってこない。要領がわかってないのかと心配した。しかし、交代で出てきた方に聞くと、壕の中は何段にも層があって、さらに奥にも深く続いているそうで、みんな奥へ奥へと入っていったようだった。
ここでこの5人は、初めて自分自身の手でご遺骨を掘り当てた。ある人は「非常に厳粛な気持ちにさせれられた」と語った。また、ある人は「途中懐中電灯の明かりが電池不足で弱くなり、人が近くにいるとわかっていても心細い気持ちになった。59年前に明かりも全くなく逃げ込んだ人々は何を思いながら亡くなっていったのだろう」と語った。参加者全員、「声なき声」を確かに聞かせていただいたのである。
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