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ダジャレでも人は助かる。

 今日の「とくダネ」を見ていたら、猪瀬東京都知事の東京オリンピック招致に関する不適切発言を話題にしていた。その中でコメンテーターとして出演中のデーブスペクター氏が「これ以上言うと、承知(招致)しないぞ」とダジャレをとばし、大笑いしてしまった。

 そこで思い出したのが、たかがダジャレでも人を救うことがあるということ。以前当ブログでも書いた覚えがあるのだが、検索にかかってこないのでもう一度。

 全国高校野球大会、愛知県地方大会の決勝、甲子園確実と言われた高校が苦戦していた。1点差負けで9回を迎え、その裏2アウト満塁一打同点の場面、打席にはA君。フルカウントまで粘った末の空振り三振、甲子園の夢が潰えた。

 A君、その後高校は卒業をしたものの責任を背負い込み、そのまま引きこもりの生活が2年も続いてしまっていた。あるとき久しぶりにテレビを見ていると、デーブスペクターのいつものだじゃれが炸裂した。

 「案ずるより、横山やすし」

 A君は2年ぶりに笑ったそうだ。そしてこのとき大笑いしたことがきっかけとなり、だんだんに社会復帰を果たしたそうだ。A君にとってはデーブスペクター氏の言葉が「救いの言葉」となり、デーブスペクター氏を命の恩人と感謝しているそうだ。

 この話があるテレビ番組で特集され、偶然見ていた。愛知県大会の最後の瞬間の映像も流れ、私も涙なくして見ることができなかった。その番組ではサプライズでデーブスペクター氏がそのA君の自宅を訪れ、涙の対面。いい番組であった。

 皆さんも、迷ったり、悩んだりしたときは、「案ずるより、横山やすし」でいきましょう(*^_^*)

※横山やすし氏は、西川きよし氏と漫才コンビを君で活躍した漫才師で、「やすきよ漫才」と呼ばれ、一世を風靡した。