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「三方よし」改め「八方よし」

 先日の気仙沼ボランティア、第一日夜のミーティングの時である。またまた血液型で話が盛り上がり、井上さんはB型、板東さんはAB型と立て続けに当てた。

 かく言う私はBの純型。父母もB。その兄弟もほとんどB。妹もBで、その旦那もBで、その子らもB。唯一私の女房だけがO。ただしBOで私の子供は二人ともB。夏にみんな集まるともうBだらけである。

 金光教の教師にはB型が多い。ある説によるとB型はアウトサイダーで、芸術家や宗教家、やくざに多いそうだ。科学的根拠はないのだが、不思議と当たっているので血液型談義はいつも楽しんでしまう。

 誰かが「B型は八方美人が多い」とおっしゃる。私は「八方美人ではなくて、あなたよし、私よし、社会よしの『三方よし』です」と答えた。「三方よし」とは、近江商人の行動哲学で、「売り手よし、買い手よし、世間よし」というもの。売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献しなければならないという意味。

 すると間髪入れず奥原先生が、「家族が入ってない」。みんな「そうだ、そうだ」と同調。清水さん曰く「三方じゃあだめで、八方でなくては」。なるほど八波の旗も八方向だ。この一言にヒントを得た。三方改め「八方よし」だ。

 すなわち、「天地よし、神様よし、御霊様よし、世界よし、世間よし、家族よし、あなたよし、私よし」である。何事もトレードオフの関係を乗り越え、win-winを実現する、全てを大切に、全てをよしとしていく道である。