Home > 1月 25th, 2012

こんこう平和セミナー2012 「原発を考える」開催。

 先日の21日、金光教東京センター3階ホールにおいて、「原発を考える」をテーマに「こんこう平和セミナー2012」が開催された。講師は、金光教岩代郡山教会長の橋長孝三郎師と水戸教会在籍輔教であり、(株)日立エンジニアリング・アンド・サービスで原子力関係に携わっている山本朝男氏の2人。参加者は39名であった。

 内容の詳細は諸事情でここではアップできないので、要約のみ報告したい。

 橋長先生は、福島原発から直線距離で60㎞にある教会で御用されている。目に見えず、臭いもなく、得たいのしれない放射能汚染の不安の中で生活している信徒の皆様の現状を報告。「起きてくることは全て神様のなさることで、『これだけのことが起きたのにまだ原発を使うのか』と神様が警告してくだっていると受け止めているとともに、『目が覚めてこそ今日がある』との感謝を忘れないことから、いかなる困難も乗り越えることができると、明日の不安を考える前に今できることに取り組んでいる」と述べられた。

 続いて、山本氏は「就職当初から原発のあり方に疑問を感じながらも、仕事の中の平和実践として放射性廃棄物の問題解決に取り組んでいたが、最近の原子力推進という国策のなかで、法人認可のための安全解析を支援する仕事をしていた。その矢先にこの度の事故が起き、残念至極、責任も感じた。今回の事故は、国際的な原発再評価が始まろうとするまさにその時に冷水を浴びせかけた何か象徴的であり、文明の大きな転換期になると思う。これは世界人類のもっと大きな破局の前の神様からの警告であり、人類をよりよき方向性に導いて下さるためのお気づきを下さったと信じ、脱原発、反核に関わるなかで、選択のための正しい判断材料を提供し、また原発に携わった一人としての責任から、福島の皆さまの暮らしと自然の復興のお手伝いをさせて頂き、金光教の信心と祈りをベースに出来る限りのことを実践していきたい」と述べられた。

 引き続いての質疑応答では、「津波か地震か」といった事故の原因や低線量被曝など放射能汚染の被害の影響等、命に関わる被曝の実態や安全基準の問題、「夏の電力は?」等のエネルギーの問題、経済や環境とのかかわり等についての質問が次々に出された。

 今後の取り組みについては、安全基準一つとっても統一の見解がないなかで、実際に苦しみ、困っている人に具体的に手を差し伸べる行動の呼びかけや福島の自然が浄化される具体的なイメージを描き、福島の避難民を思い浮かべての祈りをパワーアップして、全信奉者が心一つに毎日御祈念すること等の意見が出された。