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再び、なぜ沖縄へ! 2

“”,”「思うがままに」2009年2月11日”,” 私は、だからこそ実際に戦闘があった沖縄の土地に膝をつき、その場に寄り添い、単なる感情に酔うものでなく、また空疎な言葉や熟語に惑わされることなく、その場所から自分自身で真剣に物事を問い、考えていく必要があることを強く思うのである。

 そうとしてまずは、国家のため、親兄弟のためと信じて戦った人々、心ならずも戦争に巻き込まれ、それでもなお父さん、お母さん、弟や妹を助ける一心で戦った人々、ただそこに住んでいただけで戦闘に巻き込まれ殺された人々、そうした尊い命の犠牲の上に今の平和があることを知ることが大切であると思う。

 そして昨日、「本当の戦争を知ってほしい」と言った意味は、そこに筆舌尽くしがたい悲惨な現実があったことを体感してほしいことと、抽象的な言葉による不毛な論議によって戦争の本質を見ようとしない愚かさからである。

 たとえば、先の戦争は日本の「自衛」、アジアの「解放」戦争と言い、すべてを正当化しようとする者。逆に「侵略」戦争であったと言い、「反戦」「平和」「自由」「民主主義」という美辞麗句のもとにすべてを断罪し、本質を見ようとしない者。戦争や平和の問題は、このような善悪単純な二元論では済まされないのだ。

 沖縄で実際に戦われた場所に身を置き、この戦争は一体何だったのか、なぜ沖縄で25万人、全体で310万人もの日本人が死んでいったのか、なぜ20世紀という時代に世界で2億人もの人々が戦争の犠牲でなくなっていったのか。私たちはそれを問うことによって教訓引き出し、次世代につないでいく使命があると思う。それを知るための一歩して沖縄を訪れてほしいと願う。   

 戦後64年、ご遺骨収集もだんだんに難しくなってきた。しかし、宝探しではない。出なくともその下に埋もれていることは確かなのだ。たとえ発見できなくても、砲弾に打ち砕かれ、あるいは火炎放射器の劫火に焼かれ、あるいは刀折れ矢つきて自ら命を絶った人々に思いをいたし、その地の上にじっと寄り添い、そして後は自分でしっかりと考えていただきたい。そこから必ずや明るい未来が開けるであろうと信じる。
  
 以上のようなことから、毎年できるだけ若い人に参加を呼びかけている次第であります。どうぞ、皆様にもご都合お繰り合わせをいただき、ご参加頂きますようお願い申し上げます。(おわり)

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