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平和集会と教義

 金光教東京平和集会に向けて本格的に始動。今日は「平和祈願祭」部会と朗読劇を予定している広場の部会があった。社会活動部門を担当している関係で二つの部会に顔を出している。

 さて、少しもめたのは「平和祈願祭」。ここ2年は「平和協議会」で明らかになってきた、み霊様と我々が共に神まさに平和を祈願するという意味合いで、慰霊と祈願はわける必要がないとの考え方で執行してきた。

 しかし、我々生者にとってみ霊様は共にあるものではなくて、対象としてある存在であり、慰霊祭と祈願祭は違うものであるとの考え方も当然ある。本教にとって儀式は、教義に基づいたものを形化したものであり、その教義観よって全く違う形が想定されるのである。

 その教義が教祖の教えに基づくことができれば問題ないが、教祖の教えとともに、歴史的な様々な習俗や習慣に影響される。教祖自身も当然その影響を受けている。つまり、基づくところがないので教義として確立できないのである。

 とすれば、その時代時代の考え方も考慮しながら、あるべき形を模索していく必要があろう。この問題、特に戦没者の慰霊はどうも本教だけの問題ではなさそうである。最近は若手の宗教学者が例えば福岡大空襲を調査することで、慰霊とは何かといった研究が出てきているようである。世界の真の平和に向けて、よりふさわしいあり方を求め続けることが肝要ということか。

ローマ法王ご逝去

 カトリック教会の最高指導者のローマ法王が亡くなられた。テレビニュースや新聞のトップ1面での報道に、わが妻は「そんなにすごい人」なのと驚いている。
 「そりゃそうよ。全世界に11億人も信者がいるカトリックの教主様だよ」と答えつつも、平和問題は進歩的で避妊や同性愛など教義にかかわる部分は超保守的だった程度にしか、私もあまり知らなかった。

 「平和、民主化に尽力」、「謝罪、和解・・・異例づくし」との『東京新聞』の見出しや記事内容を見るにつけ、ものすごい人だったんだと改めて感じ入った。「英国教会との400年ぶりの和解」、「ガリレオ・ガリレイ」への350年ぶりの謝罪」、歴史の桁が一つ違う。

 「軍をもたぬ革命の師父」とのタイトルの記事では、「スターリンがヤルタ会談で、『ところで、ローマ法王は何個師団をもっていますか?』と、尋ねたのは有名な話である。独裁者には国の力を師団の数ではかる癖があった。ところが歴史の皮肉で、スターリンのきずいた強大な共産主義帝国は、一兵もたないローマ法王の霊威によって崩壊のうきめにあうのである」とある。

 この方のおかげで世界の平和度数は相当に上がった。残念ながらイラク戦争は止められなかったが、もしこの方がいなければ現在どうなっていたか。もっと悲惨な状況であったろう。カトリック教会は今後も平和へと世界をリードしていただきたい。

じゃがいもの花

 わが母校、金光学園中学校高校の機関誌『やつなみ』を金光教東京寮にもお送りいただいている。その中で佐藤校長のエッセイ「じゃがいもの花」は大好きで、いつも楽しみに読ませていただいている。

 今回2005年3月号(211号)では、金光学園創立110年記念芸術鑑賞「黒柳徹子さんトーク&音楽物語『窓際のトットちゃん』演奏会のことが載っている。いつもまっさきに「じゃがいもの花」をまず読んで、全体を見させて頂くが、すでに佐藤校長のところでその何ともいえない興奮が伝わる。

 そして特集している記事を読むと、すばらしい企画だったとぴしぴしと伝わってきた。私が高校当時からいる先生の興奮度がホントおもしろい。それはそれは大変だったろうし、成功の暁には相当の充実感があったろうと思う。その同じ空気をすえた全校生徒の方たちはすばらしく幸せだったと思う。

 ある生徒の感想に、私の人生に確実に影響したようなことを書いていたと思うが、本当にそう思う。金光学園の生徒さんにとって一生の財産になったと確信する。これからも先生、生徒一丸となって新たな文化を生みだしてほしい。OBの誇りにもつながる。
 「ひとを大切に」「自分を大切に」「物を大切に」、まさにこれである。

2試合連続さよならホームラン

 何とも、今年の中日は違う。小学校6年の名古屋修学旅行を境に中日ファンを続けているが、正直言って試合の展開に関係なく、最初にいくら点を取られようとも、負ける気がしなくなったのは初めてである。

 だいたい本当のファンというは、いつもびくびく、少しでも劣勢になると不安で不安でたまらなくなる心理状態になる。思い入れが強ければ、強いほどどうしてもそうなってしまう。これがファン心理であり、野球ファンの方はご理解いただけると思う。

 ところが、何とも今年はたった2試合ながら雰囲気が違うのだ。2試合連続のさよならという劇的さから有頂天になっているとも思う。確かにそうであろう。そうそうプロはあまくない。と言い聞かせつつも、ついつい頬がゆるんでしまう。

 誠に二日も続けて、他愛もない内容になり申し訳ない。もしかして明日もするかも。

祝サヨナラ満塁ホームラン発進

 何ともわが中日ファンにとっては、たまらない開幕スタートとなった。おまけに巨人はここ数年絵に描いたような負け方で。気の毒を通り越してしまう。

 今日はスカパーの一月分をケチって契約せず、中日戦をテレビで見ることができなかった。仕方なくテレビの前に雄生のパソコンを持ってきて、ヤフーベースボールを画面に映し、60秒間隔の更新での観戦。これは観戦とはいえないか。

 途中、所用で見られず、帰ってくると巨人が一点差リードでピッチャーミセリ。広島のバッターはラロッカ。「ここでホームラン絶対出るよ」というと本当に打った。ところがよく見るとホームランでない。えらいもめている。ありゃりゃと見ていると次には何とツーランが出て逆転。原も江川も言葉がない。

 そうこうしているうちに、パソコンの前に座っている娘が「お父さん満塁でアレックス」という。しかし、そこからなかなかインターネット画面が更新しない。先にテレビの方がアレックスの満塁ホームランを伝え、一同万歳。

 いま、雄生が阪神も負けたと叫んだ。実は、BSで楽天対西武戦も見ている。昨年はいろいろあった。たかが野球、されど野球。いま、テレビでアナウンサーが「野球元年、交流試合もある」と言っている。これは本当によく考えればすごいことである。吉と出るか、凶と出るか楽しみでもある。

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