第31回 沖縄遺骨収集奉仕参加 6 2004年2月
6 民家の畑の大自然壕?
さて、私は2班班長と本部付のK氏と3人でひめゆりの塔付近の民家の壕に調査に行くこととなった。自然壕から公園に出ると後ろにアメリカの方が3人ついてきて、結局6人で行くことになった。これが幸いした。
摩文仁からひめゆりの塔を少し通り過ぎたところを海側に左折、沖縄の田園風景を進む。やや登ったところに大きなお墓があり、その手前に車を止めた。民家のご主人が出てきて、鶏小屋のある畑に案内された。そして変哲もない地面のところを指さしてここを掘れという。「え、こんなところに」と思いながら、スコップで掘る。
すると大石、小石が多く積み上げられているようだ。50センチ大の大石や小石を一生懸命掘り出してよけていくと、直径1メートル大の穴が姿を現した。どうも真っ逆さまに穴が続いているようだ。ロープも何もないので私は摩文仁の本部までとって返し、ロープなどをもってきた。
そしてロープの先に缶を縛り、真下に降ろしていく。が、数十メートルあろうロープが全くつかない。もしかして30メートル以上深いかもしれないとのこと。ご主人によるとそこからずっと横に50メートルから100メートルほどの穴があり、戦時中何人もの方がここに逃げていたという話もあるという。しかし、私たちにはどうしようもなかった。(づづく)