さびれた温泉郷で・・・
先日、数人の友人とある会の帰りに「ひなびた」というより、「さびれた」温泉郷の日帰り温泉につかってきた。目映い紅葉から、日がだんだんに落ちて、夕日にさまよう紅葉へと色を変える中、ゆったりとした時間を過ごした。そして夕食にはまだ間があるので温泉街を歩くことにした。
すっかり日が落ちたと行ってもまだ5時過ぎ。ところが人1人歩いてない。大きなビルのホテルも数軒あり、街角の看板から行くと、50軒以上のホテルや旅館があるにもかかわらずだ。ホテルの窓を見ると、灯りがぽつんぽつんとしかついていない。全くついてないと思ったらすでに閉鎖している大きなホテルもあった。温泉街に付き物の射的場やスナックなど、看板は残っているがほとんどシャッターが降りている。
友人と「はやっている温泉とさびれた温泉とあるが、どこがどう違うのかな」と話しながら歩いた。ここは近くに名勝もある。紅葉も見事。私の里の勝浦温泉も名勝あり、名物もあるがもう何十軒も閉鎖していくホテルや旅館を見ている。いろいろと複合的な要因はあろうが、海外に旅行していた人々が国内に戻ったり、逆コースで都会の人が田舎に定住するなどいい兆候もある。
そして何よりも、これは日本全体に言えると思うが、もっと外国からの観光客が呼べるよう、もっと開かれた国造りをしなければならない。国際化、国際化といいいながら国際機関や組織の数は欧米に比べて非常に少なく、もっともっと文化発信も必要だろう。国と地方が税金のぶんどりあいをしているが、ことはお金よりもっと企略、アイデアが大切だと思う。