「昭和の日」

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 再来年から4月29日の祝日が、「みどりの日」から「昭和の日」に変わった。この日は、在籍の勝浦教会の春の大祭の日でもあり、地元の勝浦でも緑に関する行事がずいぶん増えたと思っていた。この「みどりの日」は5月4日に変更とのこと。

 本日付『東京新聞』「ニュースの追跡」によると、祝日と皇室の関係は深く、2月21日の「建国記念日」は、戦前の「紀元節」、11月3日の「文化の日」は明治天皇の誕生日で戦前は「明治節」。11月23日の「勤労感謝の日」は、「新嘗祭」に由来しているそうだ。

 その意味で、伝統や文化を大切にしようとする方は、もともと昭和天皇の誕生日であった日をみどりの日よりは、「昭和」という言葉を残したかったのであろう。しかし、前述東京新聞の記事にもあるが、「昭和の日」でいったい何を祝うのだろうか。

 日本で300万人、アジアで3000万人にもの人が戦争で殺されたという人類史上最大の犠牲者を出した昭和。その時代を忘れないよう、後世に伝える「平和の日」になればいい。そこで初めて「昭和」という言葉を残した意味が生きてくると私は思う

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このページは、つっさんが2005年5月14日 15:11に書いたブログ記事です。

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