この言葉の原点は、ご存じの通り料理の一番よい調味を整えることだ。梅干しに代表される塩と酢の調和。そこからあらゆる物事のつりあいをいい現している言葉で、私の一番好きな言葉の1つである。
ここを腹入れすれば、すべてにうまくいくのではといつも思っている。世界平和にしても、国と国との関係にしても、職場関係にしても、夫婦関係にしても、親子関係にしてもそう。
よくバランス関係とかタイミングとかいろいろ外来語を使ってしまうが、日本語には、「ほどあい」、「ころあい」、「よい加減」等いろいろある。「遅すぎない、早すぎない、大きすぎない、小さすぎない、重すぎない、軽くすぎない」、ちょうどいい。
この万事に「お繰り合わせを頂く」。それが「あいよかけよ」のお道の信心の真髄。これを日々の生活に本当に現していくときに、おかげの証となり、すべての1人ひとりの助かる道が開けていくと確信する。
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