Home > 11月, 2004

抑うつ症状

北海道大学の調査で、うつ病につながるリスクがある「抑うつ症状」が小学生の約8%、中学生の約23%見られることが分かった。23%とは驚異的な数字だ。

 こうした子どもたちは、「とても退屈」「何をしても楽しくない」に加え、「泣きたい気がする」「独りぼっち」などの悲哀感が強かったそうだ。自殺志向の有無を確認する質問では、「生きていて仕方ない」と感じることが「いつも」と「とぎどき」をあわせて18.8%もある。これも驚きだ。

 いよいよ面白くなくなって学校に行かなくなったいわゆる登校拒否の子が、雄生の通っている中学校でもクラスに1人、学校で3人程度いるそうだ。クラスで手紙を出したりはしているようだが、難しいらしい。

 やはり一番重要なのは親のあり方だ。子どもを育てることは単純ではない。どうも学校や先生任せにしたり、教育熱心な親でも、塾や家庭教師など、本質的に人にやらせているところに問題があるのではないか。まずは真剣に向き合い、何のために学校へいくのか、何のために勉強するのかということをそれぞれなりに教えていくことが必要だと思う。

塩梅

この言葉の原点は、ご存じの通り料理の一番よい調味を整えることだ。梅干しに代表される塩と酢の調和。そこからあらゆる物事のつりあいをいい現している言葉で、私の一番好きな言葉の1つである。

 ここを腹入れすれば、すべてにうまくいくのではといつも思っている。世界平和にしても、国と国との関係にしても、職場関係にしても、夫婦関係にしても、親子関係にしてもそう。

 よくバランス関係とかタイミングとかいろいろ外来語を使ってしまうが、日本語には、「ほどあい」、「ころあい」、「よい加減」等いろいろある。「遅すぎない、早すぎない、大きすぎない、小さすぎない、重すぎない、軽くすぎない」、ちょうどいい。

 この万事に「お繰り合わせを頂く」。それが「あいよかけよ」のお道の信心の真髄。これを日々の生活に本当に現していくときに、おかげの証となり、すべての1人ひとりの助かる道が開けていくと確信する。

指揮者賞受賞

 中学最後の文化祭合唱コンクールで、息子の雄生が念願の指揮者賞を受賞した。1クラス2曲で4クラス8人の指揮者の中から選ばれた。雄生のクラス3Cは、課題曲「大地讃頌」と自由曲「青葉の歌」で雄生は自由曲を指揮した。3年連続指揮に選ばれ、ようやっとの受賞である。

 昨年の同時期の「思うがままに」を読むと、とれたと思ったのにだめだったと親バカぶりを発揮しているが、またまたの親バカぶり失礼。選ばれたときには思わず「よっしゃ」とガッツポーズをしてしまい、一番後ろに座っていた雄生のところまで行って握手をしてしまった。

 感動したのは、前から雄生がこの歌は「歌詞を聴かすために選んだ」と言っていたことだ。ふーんとその時は気にとめなかったが、本番の司会者の説明で何と世界の平和を願う歌ということを知った。嬉しかった。作詞は小森香子、作曲は熊谷賢一という方で日本の歌。初めて聞いたが、涙が出た。

 ラーララララララ
  ラーラララーラララーラララ
きらめけ青葉よ
さわやかにそよげよ心よ
いつかきっとそんなふうに
明るい日ざしのような愛で
世界中をつなぐ日が
きっときっとやってくる
きらめけよ青葉よ
さわやかにそよげよ心よ

きらめけ青葉よ
手をのべてつかめ心を
いつかきっとこんなふうに
光が声になって燃えたち
世界中のみんなの手を
もっともっとかたく結ぶ
きらめけ青葉よ
手をのべてつかめ心を
  ラーララララララ
  ラーラララーラララーラララ

世界中をつなぐ日が
きっときっとやってくる
きらめけ青葉よ
手をのべてつかめ心を
心を 心を 心を 心を

ブッシュ大統領再選

 選挙前、ケリー氏が当選しても今までと同じ、日本にとっては親日のブッシュ氏の方がいいとの声が多くあった。しかし、私はケリー氏が真に国際協調路線をしけば、いい方向に向くだろうと期待していた。ゆえに小差に見えて、ブッシュ大統領の完勝には残念至極。

 それにしてもかつての日本のように、都市層はリベラル派で民主ケリー、地方は保守派でブッシュ共和党と見事に分かれた。保守層の宗教や倫理のよき伝統を守ることは理解できる。しかしそれが、偏狭なユニテラリズム(一方的・単独行動)を支え、その方向に突き進むなら、対立が対立を生み、暴力の連鎖は続くだろう。

 アメリカ人の多くは世界を飛び回り、世界の情勢をよく知っているというイメージがある。ところが全く逆で、パスポート保有率はわずか14%。メディアも地方が主力で、世界の出来事や今イラクで起こっている真実をほとんど知らない。自国に都合のいい情報しか流れていないという。  

 東京センターから帰りの中央線の中、前の方のタブロイド新聞に「世界は落胆」、「暗闇の世界が続く」等の見出しが躍っていた。小泉首相は「同盟関係を一層強化して、力を合わせて世界の平和と繁栄のために努力したい」と述べた。もし、本当にそれを願うなら、ただアメリカに追随するだけでなく、反米を強めている国際社会を注視し、単独行動は世界のためにならないことを真剣に忠告して頂きたい。

楽天イーグルス発足

 楽天イーグルスが発足した。何はともあれ、2リーグ制が維持できたことはよかった。田尾が監督、誠に重畳。しかし、楽天とライブドアー、こういう決め方がいいのかどうかはなはだ疑問に感じた。最初、まず1リーグ制ありきで動き出した野球機構側。強引な合併を画策して失敗したが、オリックス、近鉄の合併は引くに引けず押し通してしまった。

 最初の思惑がはずれたのに加え、一場事件の発覚などでその後の迷走は目を覆いたくなる。あのお歴々の能力のなさには呆れかえってしまった。今朝、新聞記事をコメントするテレビ番組で、ダイエーを創設した中内氏が話題になっていた。原点がすべてフィリピンでの戦争体験にあり、周囲を全く信用することができず、結果身内ばかりで固め、優秀な人材を手放したことが没落の最大原因とのこと。

 その息子がオーナー会議の中にいるからではないが、楽天が参入しても余程風穴を開けないと日本プロ野球は沈没するだろう。どなたかは、「野球は文化」だと言っていた。その通りと思う。野球は道である。「球けがれなく 道けわし」だ。何人も道をけがしてはいけない。もしかすると日本全体、いや世界全体が人材不足なのかもしれない。となると事は重大である。

寮祭と地震への心構え。

 一昨日は本年度東京寮寮祭を開催した。かつては、寮前庭で近所の方々も巻き込み、大々的に開催していたが、一部の方からの苦情や隣接していた安川電気寮跡地に住宅が分譲されたことによって、ここのところは寮庭での開催を断念している。

 そこで最近ではオリエンテーリング、フィッシング大会、小金井公園でのスポーツ大会など外に出る催しと、自慢の料理大会やバーベーキュウなどを組み合わせてしている。今回はK寮長の尽力で小平市にあるフットサルコートを借りることができ、ミニサッカー大会で汗を流した。

 ただ、車では15分のところが国分寺から西武線で行くとかなりかかってしまい、第2部のバーベキュウの始まりが相当遅れた。だんだん暗くなってきて、K君に照明の用意がいると言われたとき、あちゃあと思った。結構準備が大変、前々から準備しておけばと。
 
 ただ、だんだんに慣れてきて、ことのほかすんなり行ったが、その時に地震で被災された方々のことが思い出された。炭の火や建物の蛍光灯の光があっても、材料が焼けているかどうか分からないのである。電気が止まったらと思うとぞっとした。

 そこでみんなに「地震が来たときのことを常に想定してほしい。私のいとこの長男が通っていた神戸商船大学の寮生たちは、地震直後に自分のことはさておき、つぶれた家屋の下にいる多くのいのちを助けるという素晴らしい初動行動をとった」と話し、そして「私たちも神戸の寮生たちを見習ろう」とお願いした。

 みんななかなか実感がわかないようだが、部屋の家具等の置き場所には結構気を使っているようだ。しかし、本当は寮前庭で寮祭を開催し、日頃から近所の方々と交流を持っておくことの方が大切ではあると思うが、一度警察を呼ばれたこともあり、なかなか難しいところである。

人質邦人殺害事件

 香田さんが遺体で発見された。今回の場合、興味本位の安易な旅行での出来事。ご両親も息子さんのイラク入りを知らなかった。それだけによけいにご両親の心中を察するにあまりある。もちろん、何の罪もない一般人の青年を惨殺する卑劣な行為は許されるものではない。が、それ以上に何もできなかった自分自身や日本のあり方がはがゆくてしょうがない。 

 この問題は、10月28日付「思うがままに『イラク日本人人質事件』」にふれた。通信不良中の間で、データーは消え、見られなかった方もあると思うので、もう一度繰り返したい。その時、私は3つの危惧すべき問題を指摘した。

 1つは、撤退要求を直ちにはねつける「テロに屈しない」との反応だ。もっと何らかの対応の仕方があったのではないか。2つには、自己責任だから政府も国民も迷惑だということになり、問題の本質がみえなくなってしまうことだ。3つめに、次には国家やわれわれ国民のための犠牲は、崇高であり名誉となり、ますます人命尊重から人命軽視へと向かってしまうことだ。

 そして何よりも最大の問題は、「テロに屈しない」ではテロがなくならないということ。テロと闘ってないはずの自衛隊がテロと闘っていることになり、それが相手もそう思い、自分たちもそう思うのなら、12月14日に切れる自衛隊の派遣期限をもって撤収すべきである。

« Previous